過活動膀胱(OAB)
過活動膀胱とは
過活動膀胱は、尿意切迫感(尿意を突然感じて、我慢できなくなる)とそれによって引き起こされる失禁(切迫性尿失禁)、頻尿といった症状が現れるのが特徴です。ただこの場合は細菌感染が膀胱内で起きているといったケースもありますが、同疾患では本人の意志とは関係なく、膀胱の筋肉が収縮するなどしてしまうことで起きるようになります。
発症の原因としては、脳血管障害や脊髄損傷など神経系の病気によって、脳からの命令がうまく伝わらないことで起こる神経因性膀胱などによるもののほか、非神経因性として加齢や精神的ストレス、女性であれば閉経による女性ホルモン(エストロゲン)の減少や骨盤臓器脱による膀胱の機能的変化、男性であれば前立腺肥大症などによって、膀胱の尿量を感知するセンサーが過敏になるといったことで発症することもあります。
治療に関しましては、原因となる疾患がある場合は、その治療が優先されます。また過活動膀胱の治療としては、膀胱の異常な収縮を抑える治療として、抗コリン薬やβ3作動薬による薬物療法が用いられます。また行動療法も組み合わせることで、より治療を効果的にしていきます。具体的には、膀胱訓練計画療法(尿意があっても排尿を我慢し、膀胱の尿量を増やしていく)、生活習慣の改善(偏食・過食を改める、バランスがとれた食事、体重を減少させる、禁煙 など)、理学療法(骨盤底筋訓練 など)になります。
更年期障害
更年期障害とは
更年期とは、45~55歳の世代のことを言います。女性の場合、この時期に閉経を迎えることが多いです(日本人の平均閉経年齢は、50.5歳)。また閉経によって、女性ホルモン(エストロゲン など)は急激に減少していくのですが、このホルモンバランスの変化に環境要因なども絡み合うなどして、心身の不調がみられるようになります。これを更年期症状と言います。なお症状の現れ方や程度というのは、人それぞれですが、日常生活にも支障をきたしている状態であれば、更年期障害と診断されます。
なお更年期障害でよくみられる症状というのは、自律神経症状、精神症状、その他の症状の3つに分類されます。
更年期障害の主な症状
自律神経失調症状
ホットフラッシュ(ほてり、のぼせ、発汗 等)、動悸、手足の冷え など
精神神経症状
イライラ、抑うつ、不安感、睡眠障害(不眠) など
その他の症状
腰痛、肩こり、疲れやすい、食欲不振、吐き気、関節痛、排尿障害、膣炎、性交障害 など
検査について
更年期障害でみられる症状というのは、他の病気の一症状としても見受けられるものでもありますので、診断をつけるための検査が必要です。この場合、血液中のホルモン濃度を調べていく検査をし、他の病気との鑑別を行います。
治療について
治療が必要となった場合に第一選択として行われるのが、ホルモン補充療法です。体内で減少した女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)を補充していくというもので、主に自律神経失調症状に効果があると言われています。また、ホルモン補充療法が禁忌とされる病気(乳がん、子宮体がん、重度な肝臓疾患がある など)を発症している方や様々な症状の更年期障害を訴えられている患者様には、漢方薬(加味逍遙散、桂枝茯苓丸、当帰芍薬散 など)を使用していきます。また、精神神経症状が強く出ているのであれば、抗不安薬や抗うつ薬を使用していきます。
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